部屋に置いてあるラズパイに普通のRaspbianを入れるのは面白くないので, ArchLinuxARMを焼くことにしました.
Archを起動してVimをインストール, 起動までを目標にしています.
環境
- Max OS X 10.12.6
- Raspberry Pi typeB
SDカードにIMGを焼く
下記のURLからzipをダウンロード, 解凍しimgファイルを用意します.
http://downloads.raspberrypi.org/arch/images/arch-2014-06-22/
zipのダウンロードに時間がかかると思うので, その間にSDカードの準備をしてしまいましょう.
$ diskutil list
で確認すると/dev/diskN (おそらくN=2 or 3) が表示されるはずなのでdiskutilコマンドでunmountします.
僕の環境ではSDカードは /dev/disk3
に認識されていました.
$ diskutil unmount /dev/disk3s1
unmountしたあとは, 用意したimgを dd
で焼くだけです.
$ sudo dd bs=1m if=/$imgのパス of=/dev/rdisk3
dd実行中はCtrl + t でprogress確認ができます.
焼き終わったらSDを取り外しRaspberryPiに刺して起動します.
Archを起動
ここからはネットに接続された状態を前提に話を進めていきます.
ipconfigでIPアドレスを確認しsshで接続するか(リモート操作の場合), RaspberryPiにLANケーブルを刺してください.
ここまででうまくいかない場合はSDへの書き込みが失敗している可能性があるのでやり直しが必要になります.
色々と記事探していたらSDのパーティションを分けるところから始めるものといきなりIMGを焼いているものがありました.
僕は後者の方法でうまくいったので, もしかするとパーティション周りで問題が起きているのかもしれません.
user, passは初期設定で root
まず pacman
でアップデートします.
$ pacman -Syu
念のためアップデートが終わってからrebootを挟みました.
次にVimを入れます(viは標準で入ってました)
試しにvim起動しようとすると
vim: error while loading shared libraries: libncursesw.so.6: cannot open shared object file: No such file or directory
と出てしまいました.
どうやらインストールはできているけれど, 参照しているライブラリ(libncursesw.so.6)が見つからないようです.
/usr/lib/
以下に libncursesw.so.5.9
がありました.
仕方ないので libncursesw.so.5.9 に libncursesw.so.6 のシンボリックリンクを貼ってしまいましょう.
$ ln -s /usr/lib/libncursesw.so.5.9 /usr/lib/libncursesw.so.6
バージョンによっては数値が異なるはずなので適宜読み替えてください.
5.9を6にリネームしたり, コピーしたりでも解決できると思いますが, ファイル容量はシンボリックリンクに比べると明らかに無駄なのでやめましょう.
なんにせよこれでvimが使えるようになりました.
Archは触るのは初めてなので, 詳しいことはかけませんがこれから勉強していこうと思います.
初期設定では使用できる容量が1.6GB程度なので, 拡張したほうが良いです(人によるけど).
以下が参考になりました.
https://qiita.com/key/items/4b55048079e51039fa3f